シオンプリントのくしゅくしゅドレス（インディゴ）

ムラや綿の欠片の飛び込みがあっても
美しいと思えるインドカディの生地は
インドの村々の家庭で
大切に紡がれ、織られています。
透き通るように薄いけれど
温かみのある素朴な生地のふくらみは
手しごとならではのもの。

「おもいぐさ」の名で
『今昔物語』に登場するほど、
昔から日本人の心に寄り添い
親しまれてきたシオンの花。
腕の立つ職人の手によって
手捺染で丁寧にプリントされた花達は
浴衣地の柄のようにも思えるほど繊細で
作り手の想いが伝わります。

くしゅっとしたしわ感も軽やかで
着るというよりもふんわり纏うという
言葉が似合うドレス。

細番手の糸でシンプルに平織りした生地は
インディゴの経年変化をより感じて頂けます。